日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比38.13円高の28028.30円で終了となり、小幅続伸。一時27743.15円まで下げる場面も見られたものの、FRBが利上げペースを緩めるとの期待が市場で拡がる中、安値は買い拾われております。テクニカル的にも75日平均線がサポート・ラインとして意識された様で、長い下ひげを引いて終了。3営業日ぶりに28000円台を回復しました。

ただ、ウクライナ国境に近いポーランド東部に着弾したロシア製ミサイルを巡って「地政学リスク」が高まっていることから、引き続き上値の重い展開が継続しております。なお、バイデン米大統領は、ポーランドに着弾したミサイルについて「ロシアから発射されていない可能性がある」と指摘しております。

なお、昨晩発表された10月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇。2ヶ月連続でプラスとなったものの、市場予想(0.4%上昇)を下回りました。前年同月比でも8.0%上昇と、2021年7月以来の低水準でした。前週発表の米消費者物価指数(CPI)に続いてインフレの減速基調が示され、FRBの利上げペース減速への期待が改めて強まっております。

 

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