日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比285.18円高の34267.54円で終了となり、続伸。3営業日ぶりに34000円台を回復しております。トランプ米大統領が自動車関税に関して、自動車メーカーへの支援を検討していると発言したことから、自動車株を中心に買い進められた様です。一時34459.00円まで上昇する場面も見られたものの、10日の高値34639.39円を上抜くことは出来ず。トランプ米政権の関税措置を巡り、交渉担当閣僚の赤沢経済再生担当相が今週訪米し、協議が本格化することから、投資家の様子見ムードが依然強かった模様。

また、トランプ米政権は11日に、スマホやパソコン、半導体製造装置などを相互関税の対象から除外するとしたものの、トランプ大統領は13日にSNSで、スマホやパソコンを関税対象から除外しない考えを表明。その後、記者団に対して半導体への追加関税を「来週にも公表する」と述べるなど、引き続き「朝令暮改」の関税政策が続いていることから、高値では買い方の利喰い売りが出易かった様です。

とはいえ、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなっただけに、34000円台を維持しつつ、このまま3月26日の高値38220.69円から4月7日の安値30792.74円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準34506.72円を上抜くことが出来るか注目されます。

なお、国際通貨基金(IMF)は4月14日に、世界金融安定性報告書の内容の一部を公表し、貿易摩擦などの主要な地政学リスクは株価の大幅な調整を引き起こす可能性があるとの見方を示しました。その結果、市場のボラティリティーが高まり、金融の安定性が脅かされる可能性があると警告しております。

 

 

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