日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比220.85円高の36286.71円で終了となり、3営業日続伸。心理的節目の36000円を割り込んでスタートし、一時35704.58円まで下げる場面も見られております。

米巨大テック株の決算が振るわず、半導体関連銘柄に売りが拡がった模様。また、日銀が1月22、23日の両日に開催した金融政策決定会合の主な意見を公表し、改めて金融政策の正常化が近いとの見方が強まったことも売りを誘った様です。

なお、主な意見によると、1人の政策委員は「不確実性はあるものの、物価目標の実現が見通せる状況になってきた」と指摘。さらに「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満たされつつある」などと、緩和正常化に向けた意見が相次いだことが明らかとなりました。

ただ、引き続き年初からの上昇相場で買い遅れた投資家の押し目買いが入った様です。決算発表が本格化する中で、好決算を発表した銘柄を中心に買われた模様。3営業日連続で36000円台を維持しております。

明日未明にFOMC(米連邦公開市場委員会)声明が公表されます。市場では政策金利は据え置かれるとの見方が大勢となっており、声明公表後の記者会見でパウエルFRB議長が利下げの時期についてどこまで言及するか注目されます。

なお、内閣府が発表した1月消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比0.8ポイント上昇の38.0と、4ヶ月連続で改善しました。基調判断は「改善している」とし、2ヶ月連続で上方修正。

また、経済産業省が発表した昨年12月鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は105.9と、前月比1.8%上昇。2ヶ月ぶりにプラスに転じております。生産の基調判断は「一進一退」で据え置き。

 

 

 

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