日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
日経平均株価は前営業日比122.73円高の32377.29円で終了となり、3営業日続伸。NY連銀のウィリアムズ総裁がニューヨーク・タイムズとのインタビューで、FRBがインフレの継続的な鈍化を確認できれば、「来年に名目金利を引き下げることが自然なことだ」と発言。FRBによる一段の利上げに対する慎重な見方を示したことから、投資家のリスクオン姿勢が強まった米国市場の流れを引き継ぎ、買い進められた様です。
6月毎月勤労統計調査で賃金が弱めの内容となり、日銀の大規模緩和の出口が遠のくとの思惑から円売りドル買いの動きが加速。円安が進行したことも株価を押し上げた模様。一時32539.88円を付ける場面も見られるなど、5日平均線を上回って終了しております。ただ、一目均衡表の雲や25日平均線がレジスタンスとして意識される中、高値を維持することは出来ずとなっております。
なお、内閣府が7月景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、3ヶ月前と比べた現状判断指数(DI、季節調整値)は前月比0.8ポイント上昇の54.4でした。上昇は2ヶ月ぶり。猛暑により夏物商品の売れ行きが好調で、小売り関連の景況感が上がった模様。
厚生労働省が発表した6月毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価上昇の影響を反映した実質賃金は前年同月比1.6%減となりました。マイナスは15ヶ月連続で、減少幅は前月(0.9%減)拡大しております。
総務省が発表した6月家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は27万5545円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.2%減少。4ヶ月連続でマイナスとなっております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。