日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比610.92円安の27222.04円で終了となり、3営業日続落。米金融当局は銀行の預金者や市場に広がる不安の連鎖解消に向けて早期の対応に動いたものの、前日に続いて金融安定を巡る投資家のリスク警戒感が強い中、金融株を中心に売られる展開。輸出関連株も円高基調が嫌気されて売られる中、下げ幅は2022年12月20日以来の大きさとなっております。日本郵政が傘下のゆうちょ銀の売り出し価格を決定。1兆円を超える大型売り出しを前に保有株を売却する動きが活発化するとの思惑から需給悪も意識された模様。
一時27104.75円まで下げる場面も見られたものの、一目均衡表も雲がサポート・ラインとして意識された様で、安値からは切り返して終了。「三空」形成で底入れが近いとの見方もある様ですが、25日・90日・200日など主要平均線を割り込んで終了する中、MACDがデッド・クロスで終了。相対力指数(RSI)も42%と、売られ過ぎ感が強まるとされる目安の30%には届いておらず、明日以降反発に転じる場面がみられても、しばらくは戻り売りが強そうです。
1月4日の安値25661.89円から3月9日の高値28734.79円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準27198.34円を維持出来ない様ですと、節目の27000円も維持出来ずに61.8%押し水準26835.74円辺りまで下げることも想定されます。
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