日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比101.45円安の38262.16円で終了となり、3営業日続落。昨晩の米国市場で主要3指数が続落した事や円安基調が一服していることを受けて、引き続き軟調な地合いが継続。イベント待ちで、積極的な買いも控えられた様です。
前日の安値38288.04円を割り込み、一時38095.15円まで下げる場面も見られたものの、節目の38000円を維持したことから買い拾われた様です。
テクニカル的には、25日平均線との上方乖離率は4.14%と、2営業日続けて節目の5%を下回り、相対力指数(RSI)も72.38%まで低下して来ております。一方で、MACDの上昇が鈍化し始めていることから、節目の38000円を維持出来ない様ですと、1月26日の安値35687.58円から2月16日の高値38865.06円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準37651.26円や25日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。
今晩はFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(1月30、31日開催分)や米エヌビディアの決算発表が注目されます。
なお、財務省が発表した1月貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆7583億円の赤字でした。赤字は2ヶ月ぶり。ただ、赤字幅は前年同月の約半分に縮小した。自動車輸出額が増え、燃料輸入額が大きく減ったことが主因。昨年1月の赤字幅が資源価格の高騰と円安の影響で過去最大に膨らんでいた反動も大きいと見られております。輸入額は9.6%減の9兆0910億円、輸出額は11.9%増の7兆3327億円。比較可能な1979年以降、1月として最高となっております。
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