日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比97.74円安の31759.88円で終了となり、3営業日続落。米政府機関の閉鎖が、つなぎ予算の成立でひとまず回避されたため、投資家のリスク選好ムードが高まったことや、日銀短観を受けて、一時32401.58円まで買い進められる場面も見られたものの、引き続き一目均衡表の雲でレジスタンスを受けた様で、長い上ひげを引いております。FRBによる金融引き締めが長期化するとの見方が再燃する中、積極的に買いづらい地合いが続いている様です。

先週末にも書きましたが、このまま32000円台を回復出来ない様ですと、トリプル・トップ型が意識され始めている上に、MACDが下げ幅を拡大しているため、8月18日の安値31275.25円を意識した動きになることも想定されます。

日銀は9月21、22日に開催した金融政策決定会合の主な意見を公表。政策委員の1人は、2%の物価上昇目標の達成に近づきつつあるとして「今年度後半は、来年に向けた賃上げ動向も含め、見極めの重要な局面となる」との認識を示した様です。別の委員からも「来年1~3月ごろには見極められる可能性もある」などの意見が出た模様。

ある委員は「企業の賃金・価格設定行動の一部には、(以前よりも)積極的な動きが見られ始めている」と指摘。別の委員は「来年の賃上げ率が本年を上回る可能性も十分にある」と述べております。

「賃金上昇を伴った物価上昇につながる好循環が生まれつつある」と評価する意見も出た一方、足元の物価上昇率が2%を上回る状態が続いていることで政策委員から「個人消費を圧迫し続ける可能性はそれなりにある」との懸念が示されました。

 

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