日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比397.91円高の39414.78円で終了となり、4営業日ぶりに反発。

前日に急落したエヌビディアが反発に転じたことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が一旦収まる中、昨晩の米国市場で、主要株価指数が揃って上昇したことから、安値拾いの買いが入り反発。ただ、明日未明にFOMC(米連邦公開市場委員会)声明の公表を控えていることから、朝方に上昇した後は伸び悩んでおります。なお、明日はマイクロソフトやメタ、テスラなどのハイテク大手も決算発表も予定されております。

明日は、本日上抜いた25日平均線をサポートに、1月27日と28日の間に空けたギャップ(窓)を埋めることが出来るか注目されます。ギャップを埋めることが出来ない様だと、再度200日平均線を意識した売りが強まる可能性がありそうです。

 

FedWatch

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なお、FRBは前日からFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催中。インフレ鈍化が想定ほど進まない中、景気や労働市場は堅調に推移していることから、4会合ぶりの金利据え置きを決めると見られております。

CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(1月28日時点)によると、1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRBが金利を据え置くとの見方は99.5%となっており、市場では金利据え置きがコンセンサスとなっております。

インフレ鈍化の停滞や好調な雇用を示す指標が相次ぐ中、FRB高官からは利下げを急がない発言が多くなっております。また、トランプ氏の掲げる経済政策は、関税の引き上げや、減税と規制緩和による景気押し上げなど、インフレを再燃させかねない政策が多く、これらの経済への影響を見極めるため、FRBは慎重な政策運営を続けるとの見方が多い様です。

今後の会合の予測を見ても、3月は67.6%、5月は49.3%、6月は23.6%が据え置きとなっており、市場では6月まで利下げを行わないとの見方が依然強い模様。

一方で、トランプ米大統領は、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でのビデオ演説で「金利の引き下げを要求する」と明言。その後、記者団に「(FRBの決定に)賛成出来ないなら、知らせる」と述べ、金融政策に注文を付ける意向を示すなど、度々利下げを要求する発言をしており、声明公表後の記者会見でパウエル議長が、今後の金融政策の進め方について、どの様に述べるか注目されます。

なお、トランプ氏は1期目在任時にFRBに繰り返し金融緩和を要求し、パウエル議長と激しく対立。2期目も圧力を強めるのは間違いなく、FRBの独立性に対する懸念が強まりそうです。

 

 

 

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