日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比62.80円高の31062.35円で終了となり、4営業日ぶりに反発。中東の「地政学リスク」や米長期金利の高止まりが引き続き嫌気される中、一時30551.67円まで下げる場面も見られております。また、前日に決算を発表したニデック株が急落し、中国景気の先行き不安が投資心理を冷やした模様。
ただ、直近安値30487.67円(10月4日)を維持したことから、突っ込み売り警戒感が台頭。前日までの3営業日で1000円余り下落していたこともあり、自律反発を見込んだ買いも入った様で、長い下ひげを引いて終了。31000円台に戻して来ております。
円安基調に伴う2023年4-9月期の企業決算への期待は根強いものの、国内の製造業大手の先陣を切ってニデックが発表した2023年4-9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比22%増の1060億円と、4-9月期としては2年連続で過去最高を更新。売上高は3%増の1兆1606億円、営業利益は20%増の1157億円と、ほぼ市場予想に沿った数字となったにも関わらず急落したことで、上値の重さが改めて意識される様だと、再度直近安値の30487.67円や切り上がって来ている200日平均線辺りまで下げることも想定されます。
なお、日本百貨店協会が発表した9月全国百貨店売上高は、総額4151億円でした。既存店ベースで前年同月比9.2%増と19ヶ月連続でプラスとなっております。地域別では、大阪地区がインバウンド(訪日客)需要の拡大に加え、プロ野球の阪神とオリックスのリーグ優勝記念セールが盛り上がり、27.1%増と大幅に伸びております。
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