日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比90.23円高の39688.94円で終了となり、4営業日ぶりに反発。昨晩の米国市場で主要3株価指数が上昇したことや、安値は39551.60円に留まり、前日の安値39518.40円を維持したことから買い拾われた様です。ただ、今晩に2月米雇用統計の発表を控える中、様子見ムードが強く、高値は39989.33円に留まり、40000円台を回復することは出来ず。

海外勢の日本株選好は続くとの見方は多く、押した場面では年初からの上昇に乗り遅れていた投資家の買いも入り易いと見られておりますが、日銀が3月18、19日の両日に開催する金融政策決定会合で、マイナス金利政策を解除するとの思惑が拡がる中、目先は上値の重い展開が続きそうです。5日平均線のレジスタンスが強まり、40000円台の回復に手間取る様ですと、短期的に39000円を割り込むことも想定されます。

なお、内閣府が発表した1月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、足元の経済状況を表す一致指数が前月比5.8ポイント低下の110.2でした。低下は2ヶ月ぶり。景気の基調判断は「足踏みを示している」に引き下げております。判断の下方修正は2022年12月以来、1年1ヶ月ぶり。また、2〜3ヶ月後の景気を示す先行指数は前月から0.6ポイント低下の109.9と、2ヶ月ぶりに低下しております。

総務省が発表した1月家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は平均28万9467円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比6.3%減少しました。マイナスは11ヶ月連続。下げ幅は2021年2月以来、約3年ぶりの大きさとなっております。また、厚生労働省が3月7日に発表した1月毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価上昇の影響を反映した実質賃金は前年同月比0.6%減少。22ヶ月連続でマイナスとなっております。

 

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