日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比216.65円高の28842.99円で終了となり、4営業日続伸。米債務上限問題を巡る過度な警戒感がやや後退する中、引き続きから日本株の出遅れ感に加えて、日銀の金融緩和が当面持続するとの見方から、海外投資家を中心に買われた様です。一時29916.56円まで買い進められ、30000円に迫る場面も見られております。なお、東証株価指数(TOPIX)も2127.18で終了となり、1990年8月以来約33年ぶり高値で終了しております。

テクニカル的に東証プライムの値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求める騰落レシオは5月15日時点で139.33と「買われすぎ」とされる120%を大幅に上回り、相対力指数(RSI)が74%まで上昇。高値警戒感も強まって来ておりますが、このままの勢いで終値ベースでは2021年9月28日(30183.96円)以来の30000円台を回復出来るか注目されます。

なお、今晩は連邦政府債務の上限引き上げ問題を巡るバイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長らとの会談に注目が集まりそうです。引き続き進展が無い様ですと、債務上限引き上げ問題は財政資金が枯渇するとされる6月1日が迫りつつある中、投資家のリスクオフ姿勢が強まることも想定されます。

 

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