日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比72.77円高の40888.43円で終了となり、4営業日続伸。昨晩も米国市場で主要3指数が揃って最高値を更新する中、引き続き投資家のリスク選好姿勢が強かった様です。前日の高値40823.2円を上抜いて、一時41087.75円まで買い進められて、41000円台に乗せる場面も見られるなど、米半導体株高と円安の追い風を受けて、水準を一段と切り上げております。

ただ、急ピッチな上昇に対する警戒感が強まる中、終値で41000円台に乗せることは出来ず。3月末が迫る中、決算期末に向けて金融機関などの機関投資家も利益確定の売りや、年金基金などのリバランス(資産配分の調整)の売りも出てきそうです。このまま41000円台に乗せることが出来ない様だと、40000円辺りまで下げることも想定されます。

ただ、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなった上に、押した場面では年初からの上昇に乗り遅れていた投資家の買いが引き続き入り易いと見られており、堅調な地合いは続きそうです。

なお、総務省が発表した2月全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.5と、前年同月比2.8%上昇。30ヶ月連続でプラスとなり、4ヶ月ぶりに伸びが拡大しました。電気代、都市ガス代で、政府の負担軽減策による押し下げ効果が縮小したのが要因。生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.8%上昇、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は3.2%上昇。物価の伸びをモノとサービスで分けると、モノは3.3%上昇、人件費の割合が高いサービスは2.2%上昇となっております。

また、政府は3月の月例経済報告で、景気の全体判断を「このところ足踏みも見られるが、緩やかに回復している」に維持しております。政策の基本的態度に関しては、今月の金融政策決定会合でマイナス金利の解除などを決めた日銀との「緊密な連携」を強調。デフレ脱却と新たな成長型経済への移行に向けて「あらゆる政策手段を総動員していく」と明記しております。

 

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