日経平均株価

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日経平均株価は営業日比216.68円高の37940.59円で終了となり、4営業日続伸。先週開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRBが通常の2倍にあたる0.50%の利下げを決定したことを受けて、米国経済が「ソフトランディング(軟着陸)」出来るとの期待が強まる中、ダウ工業株30種平均が連日で最高値を更新しており、日本株も買い進められた様です。

また、同じく先週開催された日銀金融政策決定会合後の記者会見で植田総裁は「時間的な余裕がある」と発言し、早期利上げに慎重な「ハト派」だとの受け止めが拡がる中、円安基調が強まっていることも好感されている模様。一時38427.15円まで買い進められる場面も見られております。

ただ、急ピッチな上昇に対する警戒感が拡がる中、買い方の利喰い売りも出た様で、高値を維持出来ず。75日平均線もレジスタンスとして意識された様で、終値では9月3日以来の38000円台を回復出来ずなっております。とは言え、MACDがゴールデン・クロスとなっただけに、200日平均線をサポートに上値を探る動きが続くか注目されます。

なお、日銀の植田総裁は大阪市で講演し、先行きの金融政策運営について「内外の金融市場の動向やその背後にある海外経済の状況を丁寧に確認する必要がある」と指摘した上で、「そうした時間的な余裕はある」との考えを示しました。歴史的な円安進行に歯止めがかかり、「物価上振れリスクは相応に減少している」とし、利上げの判断を急がない姿勢を改めて強調しております。

 

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