日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比184.19円高の27693.65円で終了となり、4営業日続伸。先週末に発表された1月米雇用統計に加えて、一部メディアが次期日銀総裁について、政府が雨宮副総裁に就任を打診したとの報じたことを受けて、円安基調が進む中、輸出関連株を中心に買われた様です。一時27821.22円まで買い進められる場面も見られております。

ただ、1月米雇用統計で労働市場の需給逼迫が改めて確認され、米長期金利が上昇する中、米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継ぎ、国内市場もハイテク株が売られたため、高値を維持することは出来ず。このまま、昨年8月17日を起点としたダウン・トレンドも上抜くことが出来るか注目されます。

なお、一部メディアが日銀の黒田総裁の後任人事について、政府が雨宮副総裁に就任を打診したと報じております。政府は副総裁ポストを含めた人事案の最終調整に入っておりますが、鈴木財務相は「何も聞いていない」と述べるにとどめております。また、日銀は「総裁については両議院の同意を得て内閣が任命することとなっており、コメントする立場にない」としております。

最後に、米商品先物取引委員会(CFTC)は2月2日に、金融サービス会社IONマーケッツの子会社がサイバー攻撃を受けたため、2月3日公表予定の週次取組高報告の発表を延期すると発表しました。

CFTCは「(サイバー攻撃で)一部報告予定の企業の適時かつ正確なデータ提出に支障が生じている」と指摘。「CFTC職員が作成する取組高報告は全ての取引が報告可能になるまで延期される。取組高報告はデータを受け取り、検証した後に明らかにされる」と説明しました。

IONは1月31日に、子会社「ION・クリアード・デリバティブズ」で同日起きたサイバーセキュリティー上の問題により、サービスに影響が出ていると公表。「影響を受けた全てのサーバーの接続を切断し、サービス復旧作業を続けている」としております。

 

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