日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比58.85円安の2万7968.99円で終了となり、4営業日続落。中国の新型コロナウイルス対策の規制が修正されるとの期待感が広がった一方、米金融引き締めが長期化するとの観測が相場の重荷となった様です。
ブレイナードFRB副議長やNY連銀のウィリアムズ総裁など複数のFRB高官がタカ派な発言をする中、投資家のリスクオフの動きが強まっておりますが、今晩にパウエルFRB議長の講演を控えて、積極的に買いに向かう動きは少なく、6営業日ぶりに28000円を割り込んで終了となりました。
テクニカル的に、25日平均線がサポート・ラインとして意識された様で、安値からは切り返して終了しました。9月に決まった中間配当の振り込みが始まり、再投資される資金が株価を下支えるとの見方もある様ですが、25日平均線を割り込む様だと75日平均線割れを試すことが想定されます。
場では最近のFRB高官の発言を踏襲し、パウエル議長もタカ派な内容の発言を行うとの見方が多い様です。また、FRBの積極的な利上げが減速するとの見方が市場のコンセンサスになり始める中、ターミナルレート(利上げの最終到達点)に関する発言も注目されそうです。
また、今晩は11月ADP全米雇用報告、10月米雇用動態調査(JOLTS)など重要指標の発表も予定されております。
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