日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比168.62円安の32402.41円で終了となり、4営業日続落。FRBによる金融引き締めの長期化懸念が再燃する中、昨晩の米国株が下落したことが嫌気された様です。一時32154.53円まで下げる場面も見られております。
ただ、日銀金融政策決定会合で現行の大規模な金融緩和策が維持されたことを受けて、金融政策への不透明感が和らぎ、安値は買い拾われた様です。テクニカル的にも、90日平均線辺りでは買い拾われた様です。
8月18日の安値31275.25円から9月15日の高値33634.31円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準32454.78円をやや割り込んで来ておりますが、米金融引き締めの長期化懸念から、来週も米国株は軟調な値動きが想定されます。そのため、もうしばらく米国株に連れ安となる可能性もありそうですが、日本株は円安基調に伴う2023年4-9月期の企業決算への期待が高まっており、32000円近辺は買い拾われそうです。
また、岸田首相は新たな経済対策の財源の裏付けとなる2023年度補正予算案を編成する方針を明言。「適切な時期に国会に提出する」と述べ、来週前半に経済対策の骨格となる「柱立て」を示し、取りまとめを指示すると明らかにしており、政策期待が高まるかも注目されます。
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