日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比593.04円安の31913.74円で終了となり、5営業日ぶりに反落。下げ幅は今年2番目の大きさとなりました。昨晩の米国株が堅調な値動きだったことから、買いが先行。一時32708.53円まで買い進められる場面も見られております。

ただ、テクニカル的な買われ過ぎ感が強まる中、徐々に買い方の利喰い売りに押される展開となり、3営業日ぶりに32000円を割り込んで終了。植田日銀総裁から日銀が保有するETF(上場投資信託)の処分についての発言があり、アルゴリズム取引が作動したとの指摘も出ております。

テクニカル面では、6月7日時点で相対力指数(RSI)は68.22%と、買われ過ぎの目安とされる70%を下回って終了。25日平均線との上方乖離率も4.67%と、「買われ過ぎ」の目安とされる5%を下回っております。

ただ、依然として200日平均線との上方乖離率は14.35%と、「買われ過ぎ」の目安とされる10%を上回って推移しております。5日平均線がサポート・ラインとして意識されて、下げ止まった様に見えるものの、本日は「包み線」で終了しており、明日も続落となる様だと、調整地合いが強まる可能性がありそうです。

株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出を控えており、思惑的な売買により、乱高下が続くとの見方が出ております。

なお、内閣府が6月7日に発表した4月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポイント上昇の99.4となった。プラスは3ヶ月連続。なお、内閣府は景気の基調判断を「足踏みを示している」で5ヶ月連続で据え置いた。2〜3ヶ月後の景気を示す先行指数は前月比0.7ポイント上昇の97.6だった。上昇は2ヶ月ぶり。

また、中国税関総署が発表した5月中国貿易統計によると、輸出は前年同月比7.5%減の2835億ドル、輸入は4.5%減の2176.9億ドルでした。

 

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