日経平均株価
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日経平均株価前営業日比32.26円安の2万7362.75円で終了となり、5営業日ぶりに小反落。一時27502.15円を付け、昨年12月16日ぶりに27500円を上回る場面も見られたものの、買い方の利喰いに押された様で、終値で上回ることは出来ず。約1ヶ月ぶり高値圏にあることに加えて、主要企業の決算発表が本格化しつつある中、積極的に買う向きは少なかった模様。
来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)も控える中、今晩に昨年10-12月期米GDP速報値、週末に昨年12月米個人消費支出(PCE)などの米経済指標の発表を控えており、イベントを控えたポジション調整の動きも出始めている様です。
テクニカル的にも、昨日ポイントに挙げた一目均衡表の雲抜けに失敗した形となっておりますが、200日平均線は維持。また、明日以降しばらく雲は薄い状態となるだけに、引き続き27500円超えを試す展開が続くことが想定されます。
なお、政府は1月の月例経済報告で、国内景気の判断について「このところ一部に弱さが見られるものの、緩やかに持ち直している」に引き下げました。引き下げは昨年2月以来11ヶ月ぶり。新型コロナウイルスの感染再拡大で中国経済が減速し、輸出が落ち込んでおります。
先行きについては、持ち直していくとの見方を示しつつ、海外景気の下振れを引き続きリスクとして挙げております。その上で、中国での「感染拡大の影響」に十分注意する必要があると明記しました。
投資部門別売買動向(海外投資家)
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JPXのデータによると、1月第2週(1月16日-1月20日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は4555億円の買い越しでした。買い越しは2週連続で、買い越し幅は昨年11月4週(9895億円)以来の大きさとなっております。事業法人は1243億円の買い越し。
一方、個人は1207億円の売り越し、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は2909億円の売り越しで、共に2週連続で売り越しております。
投資部門別売買動向(個人)
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