日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比440.28円安の30887.88円で終了となり、5営業日ぶりに反落。昨夕に、財務省と金融庁、日銀が国際金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)を開催。神田財務官が「為替相場の過度な変動は好ましくない」と述べたことから、為替介入への警戒感が拡がり、円安基調が一服したことに加えて、急ピッチな上昇に対する警戒感が広がる中、幅広い銘柄で利益確定の売りが膨らんだ様です。米政府の債務上限問題や中国の景気回復の鈍さに対する懸念も重しになった模様。一時30785.98円まで下げるなど、3営業日ぶりに31000円を割り込んで終了しております。
中国国家統計局が発表した5月中国製造業PMI(購買担当者景況指数)は、前月比0.4ポイント低下の48.8でした。昨年12月(47.0)以来の低水準。3ヶ月連続で低下となり、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を2ヶ月連続で下回っております。サービス業の動向を示す5月中国ビジネス活動指数も54.5と、前月比1.9ポイント低下。2ヶ月連続で低下となったものの、節目の50は5ヶ月連続で上回っております。
テクニカル面では、相対力指数(RSI)は66.87%まで低下。25日平均線との上方乖離率は3.53%と、「買われ過ぎ」の目安とされる5%を3営業日ぶりに下回りました。一方で、200日平均線との上方乖離率は11.04%と、依然として「買われ過ぎ」の目安とされる10%を上回って推移しております。このままMACDがデッド・クロスとなり、直近安値30558.14円(5月25日)を割り込む様だと、5月17、18日の間に空けたギャップ(窓)を埋めに行くことも想定されます。
中国のPMI
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