日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比1285.34円安の37869.51円で終了となり、7営業日続落。7営業日続落は2021年9月27日から10月6日までの8営業日続落以来、2年9ヶ月ぶりの長さ。また、下落幅は英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で離脱派の勝利が確定した2016年6月24日(1286.33円安)以来の大きさとなっております。

昨晩の米国市場はハイテク株を中心に売られる展開となり、主要3株価指数が揃って大幅続落となった流れを引き継ぎ、国内市場も半導体関連株を中心に売られる展開となりました。

また、FRBによる9月利下げが市場のコンセンサスになりつつある一方で、自民党の茂木幹事長が段階的な利上げに言及するなど、政府関係者から日銀の金融政策の正常化を求める声が相次いでいることに加えて、ロイター通信が、来週の金融政策決定会合で、日銀が追加利上げを議論すると報じる中、本日も円高が進行したことが嫌気された模様。一時37825.58円まで下げるなど、終値ベースでは4月26日以来の38000円割れで終了しております。

テクニカル的にもMACDが下げ基調を強める中、前日に5日平均線と25日平均線もデッド・クロスとなっただけに、反発場面では戻り売り圧力が強そうですが、相対力指数(RSI)は31%まで低下。25日平均線との下方乖離率も5%を上回っただけに。そろそろ安値拾いの買いを入れる動きも出て来そうです。

目先は、昨年10月4日の安値30487.67円から今年7月11日の高値42426.77円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準37866.03円を維持出来るか注目されます。

 

 

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