日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

投資部門別売買動向はこちら

日経平均株価は前営業日比202.10円安の37667.41円で終了となり、8営業日続落。8営業日続落は2021年9月27日から10月6日以来、2年9ヶ月ぶりの長さとなっております。

一時37611.19円まで下げる場面も見られるなど、昨年10月4日の安値30487.67円から今年7月11日の高値42426.77円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準37866.03円を割り込んで終了。

11日に付けた史上最高値から25日までの2週間で4500円あまり下落。テクニカル的(7月26日時点)に、相対力指数(RSI)が29%まで低下。25日平均線との下方乖離率も5.96%と、節目の5%を上回り、売られ過ぎ感が強まる中、自律反発を狙った買いも入ってきそうです。

目先は38000円台を回復出来るか注目されます。ただ、MACDが下げ基調を強めている上に、5日平均線と25日平均線がデッド・クロスとなる中、一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識される様だと、戻り売りを浴びそうです。

来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合が開催されます。イベントを控えて、ボラティリティが高い局面が続き、37000円を割り込む様ですと、短期的に半値押し水準36457.22円や200日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。

なお、FOMCは政策金利を据え置くとの見方が大勢を占めており、パウエル議長が今後の利下げについてどこまで言及するか注目されます。

日銀金融政策決定会合では、月間6兆円程度の国債買い入れ策について、2025年度末に3兆円前後へ段階的に減らすとの見方が強まっている一方で、市場の一部では追加利上げも同時に行うとの警戒感が出ており、政策金利が据え置かれる様だと、安心感が拡がる可能性がありそうです。

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。