日銀短観
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日銀は12月14日に12月全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス7と、前回9月調査(プラス8)から1ポイント悪化。原材料価格上昇の長期化で仕入れ価格が高騰していることなどが影響し、4四半期連続の悪化となりました。一方、大企業非製造業はプラス19と5ポイント上昇し、3期連続で改善となっております。DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いて算出されます。
先行きについては、中国や米国をはじめ海外の景気減速懸念などの不透明感が重しとなっている様で、大企業製造業は1ポイント悪化のプラス6、非製造業は8ポイント悪化のプラス11と予測されております。
なお、全規模全産業の2022年度想定為替レートは1ドル=130.75円と、前回9月調査時点の125.71円から円安方向に修正。2022年度の大企業全産業の設備投資計画は前年度比19.2%増を見込んでおります。また、大企業製造業の経常利益計画は8.2%増となったものの、上半期の24.1%増に対して下半期は8.2%減が見込まれております。
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