Fedウォッチ

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FRBは前日からFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催中。日本時間、明日未明にFOMC声明が公表されます。CMEが公表している「Fedウォッチ」によると、6月13日時点で今回のFOMCで0.50%の利上げ確率は65.4%、0.75%の利上げ確率は34.6%となっております。

パウエル議長が、6、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、通常の2倍となる0.50%の大幅利上げを行う方針を明言していたこともあり、先週までは0.50%の利上げを予測する向きが多かったものの、先週末に発表された5月米消費者物価指数(CPI)は、インフレが「ピークアウト」したとの見方を打ち消す結果となったことから、FRBが利上げ姿勢を積極化するとの見方が再燃しております。

英金融大手バークレイズは6月12日に「米CPIは予想以上だった。引き続き広範かつ根強い物価圧力を示している」とし、「FRBはインフレ対応で信認を再確立するため、市場の予想以上のことをしたいと考えている可能性が高い」とした上で、0.75%の利上げを予測。ウォール・ストリート・ジャーナル紙も6月13日に「FRBは0.75%の利上げを検討する可能性がある」と報じました。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど大手金融機関も追随する様に0.75%の利上げ見通しを示しております。

なお、0.75%の利上げとなると、1994年以来の大幅利上げとなります。注目のFOMC声明は日本時間の明日未明、午前3:00に公表される予定。その後、3:30からパウエルFRB議長の記者会見が予定されております。

6月のFF金利の上げ幅の他にも、今後の金利引き上げペースや米景気の見通しなども注目されそうです。なお、今会合ではFOMCメンバーの景気見通し及びドットチャートが公表されます。

 

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