世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に1月5日に発表したレポートによると、昨年11月の公的機関の金準備は前月比18.23トン減少の35809.27トンと、4ヶ月ぶりに減少に転じました。昨年11月のドル建て金平均価格は2004.2ドルで、前月から82.6ドル上昇。買い控える動きが出た様です。
なお、公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は7ヶ国、減少させた国は6ヶ国。最も増加した国はトルコ(+25.0トン)、最も減少した国はウズベキスタン(-11.2トン)。
国別にみると、中国は同11.8トン増加。中国人民銀行(中央銀行)によると昨年12月も9.02トン増加しており、14ヶ月連続で増加となっております。トルコも同25.0トン増と、6ヶ月連続で増加。増加幅は2020年5月以来の高水準となっております。インドは増減がありませんでした。
東欧では、チェコは同2.8トン増と、9ヶ月連続で増加。また、ポーランドは同18.7トン増加と、8ヶ月連続で増加。今年に入り、合計130.0トン増加しております。中東では、カタール、UAE共に変わらず。
東南アジアでは、フィリピンは同0.8トン増と、19ヶ月連続で増加。シンガポールは2ヶ月連続で変わらず。他、セルビア(+0.4トン)、キルギス(+1.2トン)が増加となっております。
一方で、ウズベキスタンは同11.2トン減と、2ヶ月連続で減少。カザフスタンは同3.5トン減と、3ヶ月連続で減少となりました。他、台湾(-1.2トン)、メキシコ(-0.1トン)、ラトビア(-0.8トン)、リトアニア(-0.8トン)が減少となっております。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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