世界の金準備
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有力産金業界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に2月2日に発表したレポートによると、昨年12月の公的機関の金準備は前月比118.12トン増加の35927.39トンとなりました。公表されている金保有国ベスト100で前月から増加させた国は13ヶ国、減少させた国は7ヶ国。最も増加した国はヨルダン(+26.1トン)、最も減少した国はボリビア(-18.2トン)でした。
国別にみると、中国は前月比9.0トン増と、14ヶ月連続で増加。トルコは同17.7トン増と、7ヶ月連続で増加。増加幅は2020年5月以来の高水準となりました。インドは2ヶ月連続で増減無しでした。
ウズベキスタンが同9.3トン増と、3ヶ月ぶりに増加に転じました一方、カザフスタンは同10.0トン減と、4ヶ月連続で減少しております。
欧州では、チェコは同0.9トン増と、10ヶ月連続で増加。ポーランドは9ヶ月ぶりに増減無しでした。他、ベラルーシ(+0.2トン)、セルビア(+0.9トン)、ラトビア(+0.8トン)、リトアニア(+0.8トン)が増加した一方、キルギス(-1.8トン)は減少しております。
中東では、カタールが同1.7トン増、エジプトが同0.2トン増、イラクが同9.8トン増と4ヶ月ぶりに増加に転じました。また、ヨルダンが同26.1トン急増。2017年10月以来の増加となっております。一方、UAEは0.2トン減少。
東南アジアでは、フィリピンは同0.8トン減と、20ヶ月ぶりに減少に転じました。シンガポールも同0.2トン減少。他では、メキシコ(+0.1トン)が増加した一方で、ボリビア(-18.2トン)が2017年1月以来の減少となりました。モンゴル(-0.8トン)も減少に転じております。
2023年累計では、中国は前年比224.9トン増加、インドは同16.2トン増加。一方で、トルコは同1.6トン減少。ウズベキスタンは同24.6トン減少、カザフスタンは同57.4トン減少となっております。
欧州では、チェコは同18.7トン増加。ポーランドは同130.0トン増加。
中東では、カタールが同9.2トン増加、イラクが同12.3トン増加、ヨルダンが同26.1トン急増。一方で、UAEは同5.6トン減少となっております。
東南アジアでは、フィリピンは同7.8トン増加、シンガポールも同76.3トン増加となっております。
中東諸国の金準備
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東南アジア諸国の金準備
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東欧諸国の金準備
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