米個人消費支出(PCE)物価指数

↓クリックすると拡大します↓

 

米商務省が1月31日に発表した昨年12月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇。市場予想と一致したものの、伸び率は前月(2.4%上昇)を上回り、3ヶ月連続で加速。同9月(2.1%上昇)を底に、伸び率は徐々に大きくなっております。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.8%上昇と、伸び率は3ヶ月連続で変わらずでした。

景気や雇用情勢が堅調さを保つ中、インフレ鈍化に進展が見られない情勢が続いております。物価の瞬間風速を映す前月比では総合指数が0.3%上昇(前月は0.1%上昇)、コア指数は0.2%上昇(前月は0.1%上昇)と、共に前月から加速。

なお、同省が1月30日に発表した昨年10-12月期米実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比2.3%増となりました。伸び率は前期(3.1%増)から縮小し、市場予想(2.7%増)も下回ったものの、11四半期連続でプラス成長となっております。

GDPの約7割を占める個人消費が4.2%増(前期、3.7%増)と高い伸びとなり、成長を牽引した一方、設備投資は2.2%減(同、4.0%増)と、13四半期ぶりにマイナスとなっております。住宅投資は5.3%増と、3四半期ぶりにプラス。なお、2024年通年では前年比2.8%増と、前年(2.9%増)からやや減速したものの、4年連続でプラス成長となっております。

 

四半期別 米GDP

↓クリックすると拡大します↓

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。