米雇用統計

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米労働省が1月9日に発表した昨年12月米雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反する非農業部門就業者数は前月比5.0万人増と、前月(改定値、5.6万人増)や市場予想(6.0万人増)を下回りました。10月分は10.5万人減から17.3万人減、11月分は6.4万人増から5.5万人増に、それぞれ下方修正されております。なお、FRBが重視する3ヶ月平均は2.2万人減、2025年の年平均は4.9万人増でした。

失業率は4.4%と、前月(改定値、4.5%)から0.1ポイント改善(市場予想は4.4%)。労働参加率は62.4%と、前月から0.1ポイント低下。雇用の伸びは減速傾向にあるものの、労働市場の底堅さが示されております。

 

米賃金とインフレ率

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インフレに影響する平均時給は前年同月比3.8%上昇。伸び率は前月(3.6%上昇)から加速。前月比では0.3%上昇(前月は0.2%上昇)。

◆ハセットNEC委員長、高成長でも雇用増は限定的

ホワイトハウス国家経済会議(NEC)のハセット委員長はCNBCとのインタビューで、伸びの鈍化が懸念される雇用について、高い生産性と経済成長があっても、必ずしも大幅に増えるわけではないとの慎重な見方を示しました。ハセット氏はトランプ大統領と米GDP(国内総生産)成長率について協議したと述べた上で、米経済活動は活発化しており、インフレの加速を伴わない高い成長を実現しているとの考えを改めて示しております。

◆昨年11月米求人件数、1年2ヶ月ぶり低水準

米労働省が1月7日に発表した昨年11月米雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門求人件数(季節調整済み、速報値)は前月比30.3万件減少の714.6万件と、2ヶ月連続で減少。2024年9月(710.3万件)以来1年2ヶ月ぶり低水準となりました。解雇件数は168.7万件と、前月から16.3万件減少。3ヶ月ぶりに減少に転じております。

◆2025年米国人員削減合数、5年ぶり高水準

米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは1月8日に、2025年に米企業や政府機関が公表した人員削減数が前年比6割増の120万6374人だったと発表。2020年以来5年ぶりの高水準となっております。

米求人件数

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