新華社電によると、中国の李強首相は4月9日に、著名エコノミストや企業家との座談会で、国内外の形勢の新たな変化に対応して、今後の経済政策をうまく実施することが極めて重要との認識を示した模様。その上で、「状況に応じて適時、新たな景気刺激策を打ち出し、効果的で強力な政策により外部環境の不確実性に対処する」と表明しております。

李首相は今年の情勢はかなり特殊だが、冷静沈着にリスクと課題に対処し、第1四半期の経済は回復基調を継続したとの評価。ただ、「外部からの衝撃が中国経済の安定した運営に一定の圧力をもたらした」と述べ、相互関税を含め大きく跳ね上がった追加関税など米政権の対中政策の影響を認めました。その上で、これらを十分考慮に入れて、各種の不確定要素に対処する準備を整えていると自信を示しております。

今後については、内需拡大を長期戦略として

・雇用安定と所得増加への注力

・消費品買い替えプログラム推進

・サービス消費の潜在性喚起策

の加速―に取り組む考えを示しております。

 

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