法人企業景気予測調査(BSI)

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財務省と内閣府が発表した2024年10-12月期法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はプラス5.7となり、3四半期連続でプラスとなりました。国内外の需要増や価格転嫁の進展などで、製造業が2四半期連続プラス、非製造業も9四半期連続プラスとなっております。

大企業の内訳は、製造業がプラス6.3。堅調な需要に加え、価格転嫁が進んだ化学工業の景況感が改善したほか、オフィスリフォームや印刷などが伸びたその他製造業も指数を押し上げた模様。非製造業はプラス5.4。デジタル投資需要が伸びた情報通信業、客数が増えたサービス業などの景況感が上向いた様です。中堅企業全産業はプラス3.8。中小企業全産業はマイナス4.7でした。

大企業全産業の先行きは、2025年1-3月期はプラス3.9、同年4-6月期はプラス2.6と、プラスが続く見通し。財務省の担当者は「景気は緩やかに回復している」とした上で「海外経済の下振れや物価上昇などのリスク面を注視したい」と述べております。景況判断指数は、自社の景況が直前3ヶ月間に比べ「上昇」と回答した企業の割合から「下降」と答えた割合を引いた値。調査は11月15日時点。

なお、2024年度全規模全産業の売上高は前年度比2.7%増、経常利益は同2.0%増、設備投資は同10.3%増になる見込み。

 

 

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