四半期別 法人企業統計(前年同期比)
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財務省が3月4日に発表した昨年10-12月期法人企業統計調査によると、全産業(金融業と保険業を除く)の経常利益は前年同期比13.0%増の25兆2754億円となりました。製造業が牽引し、4四半期連続で増益。製造業が牽引した。設備投資と共に、金額は10-12月期として過去最高を更新しております。
経常利益の内訳をみると、製造業が19.9%増の8兆8584億円で、2四半期ぶりのプラス。供給制約の緩和を背景に輸送用機械が好調でした。非製造業は9.5%増の16兆4170億円で、12四半期連続のプラス。コロナ禍の行動制限緩和で人流が増加し、インバウンド(訪日客)需要も回復しております。
設備投資額は16.4%増の14兆4823億円と、11四半期連続のプラス。製造ラインの拡張や生産体制強化に取り組む半導体メーカーなど情報通信機械が大幅に増加。好業績を背景に企業の旺盛な投資意欲が示されております。
なお、財務省は「景気が緩やかに回復している状況を反映している」(担当者)と分析。一方、中国をはじめとする海外景気の下振れや物価上昇をリスクに挙げ、「今後とも企業の動向について注視していく」としております。
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