財務省が6月3日に発表した2024年1-3月期法人企業統計調査によると、全産業(金融業と保険業を除く)の経常利益は前年同期比15.1%増の27兆4279億円でした。増益は5四半期連続で、金額は1-3月期として過去最高。製造業の経常利益は23.0%増の9兆2661億円。円安の進行による為替差益や価格改定などの効果が出た様です。非製造業は11.5%増の18兆1618億円と、1-3月期として過去最高。人出が回復した追い風を受けた模様。価格転嫁も進展した様です。
設備投資(ソフトウエア含む)は6.8%増の17兆6628億円と、12四半期連続で増加。前期(16.4%増)から伸び率は縮小したが、過去2番目の金額となっております。製造業・非製造業共に前年同期を上回っております。
なお、財務省は調査結果について、「景気がゆるやかに回復している状況を反映したものと考えているが、海外の景気動向の下振れや物価上昇などの影響を含め今後とも企業の動向に注視していく」との見方を示しております。
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