ゴムRSS(中心限月、日足)

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ゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比1.1円高の367.0円で終了。

12月9日に383.4円まで上昇する場面も見られるも、一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識される中、高値を維持出来ず。その後も、終値では10月24日以来の380円超えを試す展開が続くも、上抜くことは出来ず。一目均衡表の雲の切り下がりに沿って下げる展開。産地タイの現物価格は、底堅い動きが続いているものの、国内市場は上海市場の動きに合わせる様に、軟調に推移しております。

テクニカル的に、MACDがデッド・クロスとなる中、前述の様に一目均衡表の雲の下限に沿って下げているだけに、11月14日の安値340.0円から12月9日の高値383.4円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準366.8円を維持出来ない様ですと、半値押し水準361.7円辺りまで下げて来ることも想定されます。その場合、8月6日を起点としたアップ・トレンドを維持出来るかが焦点となりそうですが、季節要因的に弱気にはなりづらく、安値は買い拾われそうです。

なお、JPXが集計した12月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2122トンで、11月30日時点(1864トン)に比べて258トン増加。2旬連続で増加しております(入庫は762トン、出庫は504トン、前年同時期の在庫は3716トン)。

◆マレーシア、持続可能性認証付きゴムをEUに初輸出

マレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)によると、ジョハリ・アブドル・ガニ・プランテーション・商品相は12月12日に、持続可能性認証「マレーシアの持続可能な天然ゴム(MSNR)」が付いたゴムを欧州連合(EU)に初輸出すると発表しました。EUが森林破壊に関係する商品の域内輸入を規制する「森林破壊規制(EUDR)」を施行する前に、マレーシア産ゴムが国際的な持続可能性基準を満たしていることをアピールする狙いがある模様。

 

ゴムRSS市場指定倉庫在庫

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