ゴムRSS(中心限月、日足)

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本日のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比11.1円安の386.4円で終了。

ゴムRSS3(中心限月)は、今週も荒っぽい値動きとなる中、400円を挟んだ攻防が継続。10月8日に3日の高値416.0円を上抜いて、419.7円まで買い進められて年初来高値を更新するも、国慶節に伴う大型連休明けとなった上海市場が大幅安となったことが嫌気されて急落。翌9日に387.8円まで下げる場面もみられたものの、供給不安が払拭されない中で安値は買い拾われて、一旦は400円台を回復。ただ、上海市場が調整安となる中で上値の重い展開が続き、本日は386.4円まで下げるなど、390円を割り込んで終了。

来週も引き続き上海市場の動向をにらみながら神経質な展開が想定されますが、テクニカル的にMACDがデッド・クロスとなる中、高値調整場面が続きそうです。

このまま390円台に戻せないようですと、目先は、9月5日の安値345.3円から10月3日の高値416.0円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準380.7円や8月6日を起点としたアップ・トレンド辺りまで下げて来ることも想定されますが、国内在庫が逼迫し始める中、安値は買い拾われそうです。

なお、来週は9月中国消費者物価指数(CPI、10月13日)、9月中国貿易統計(10月14日)、2024年7-9月期GDP(国内総生産、10月18日)などの重要経済指標の発表が相次ぎます。また、中国の財政省は10月12日に記者会見を開く予定。景気刺激策の詳細を説明すると見られており、一段と強力な措置が打ち出される様だと、再度騰勢が強まる可能性がありそうです。

なお、JPXが集計した9月30日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2922トンで、9月20日時点(3164トン)に比べて242トン減少しました。減少は16旬連続(入庫は137トン、出庫は379トン)。2017年10月10日時点(2827トン)以来の低水準が続いております(前年同時期の在庫は6528トン)。

 

ゴムRSS市場指定倉庫在庫

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