米連邦政府の債務残高
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イエレン米財務長官は1月13日に、マッカーシー下院議長(共和党)ら議会指導者に宛てた書簡で、6月にも財政資金が枯渇する恐れがあると警告。その上で、連邦政府の借入限度額である「債務上限」を速やかに引き上げるよう求めました。
昨年秋の中間選挙の結果、下院で多数派となった野党共和党は債務上限の引き上げと引き換えに、歳出削減を強硬に主張しておりますが、上限が引き上げられなければ、米国はデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高まる可能性があります。
イエレン氏は書簡で、1月19日以降に債務残高の法的上限に到達すると予想。「上限に達すれば、財務省はデフォルト(債務不履行)を防ぐため、特別な措置を講じる」と表明。公的基金の新規投資や再投資を停止し、債務残高を圧縮することで一時的に資金調達を可能にするとしたものの、「特別措置で支払いがどれくらい続けられるか現時点で推測できないが、6月初め前に枯渇する可能性は小さい」との見方を示しました。
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