Fedウォッチ

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昨晩発表された6月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%上昇となり、伸び率は前月(8.6%上昇)から加速。市場予想(8.8%上昇)も上回り、1981年11月以来、約40年半ぶりの高水準となりました。前月比でも1.3%上昇となり、2005年9月以来の高い伸びとなっております。変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コア指数」は前年同月比5.9%上昇となり、伸びは3ヶ月連続で鈍化したものの、市場予想(5.7%上昇)は上回りました。

7月26、27日の両日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で、市場では6月会合に続いて、通常の3倍にあたる0.75%の大幅利上げがほぼ確実視されておりましたが、インフレ高進が収まらない状況が示されたことで、1.00%の利上げを予想する向きも出始めております。

CMEが公表している「Fedウォッチ(7月13日時点)」で1.00%の利上げを予想する向きは78.0%で最多となっております。0.75%の利上げを予想する向きは、先週末(7月8日)の92.4%から22.0%に急低下しております。

 

米国のインフレ率

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なお、米国のリセッション(景気後退)懸念が拡がる中、昨晩は景気後退の予兆とされる「長短金利の逆転(逆イールド)」が加速。米2年債利回りが一時、米10年債を24.40ベーシス・ポイント上回り、利回り差は2000年11月以来約21年半ぶりの大きさとなる場面も見られております。

 

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