米ドル・円

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米ドル・円は、日米金融政策の方向性の違いが意識され始める中、円売り・ドル買いのポジション解消の動きが強まっている様です。FRBによる9月利下げが市場のコンセンサスになりつつある一方で、自民党の茂木幹事長が段階的な利上げに言及するなど、政府関係者から日銀の金融政策の正常化を求める声が相次いでいることに加えて、ロイター通信が、来週の金融政策決定会合で、日銀が追加利上げを議論すると報じる中、円が買い戻されております。

昨晩のNY時間に90日平均線に次いで120日平均線を割り込み、153円手前まで円高が進む場面も見られましたが、東京時間に入っても流れは変わらず。152円台前半まで円高が進んでおります。

昨年12月28日の140.24円から今年7月3日の161.95円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準153.66円を割り込んで推移しているだけに、このまま節目の152円も割り込む様ですと、200日平均線、次いで半値押し水準151.10円を試すことも想定されます。

 

 

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