米ドル・円
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米ドル・円は、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」や20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控える中で様子見姿勢が強く、概ね159円で揉み合う展開となっております。
日銀の氷見野副総裁は27日の講演で、利上げについて「毎回の金融政策決定会合でしっかりと議論したい」と述べ、具体的な利上げ時期の言及は避けたため、日銀による早期利上げ観測は強まらず。米金利の先高観が強い中、ジリジリと円安が進んでおります。
「ジャクソンホール会議」で講演する予定のウォーシュFRB議長の発言に注目が集まっていますが、ウォーシュ氏は政策運営の方針については発言を明確にしない姿勢を示しており、具体的な言及は避けるとみられております。足元の物価高や長期金利の上昇に対する見解をどこまで示すかが焦点となりそうです。ただ、無風で通過しても、来週は8月米雇用統計をはじめ、複数の米雇用指標が発表されることから、引き続き様子見姿勢が続くとの見方が出ております。
当局による円買い介入への警戒感が依然強い中、FRBの早期利上げ観測の後退や米国の財政悪化に対する懸念からドルが売られやすくなっております。
一方で、中東情勢の先行き不透明感は根強いようです。また、高市政権の積極財政が日本の財政規律を緩めるとの警戒感や日本の貿易赤字拡大観測など、弱気なファンダメンタルズ(基礎的条件)に変化はなく、実需のドル買いが強い中、レンジを脱し切れない状態が続いております。
テクニカル的にはペナントを形成しつつあり、当局による円買い介入への警戒感から160円を上抜くことができない状態が続くようですと、トレンドが転換する可能性もありそうですが、現状ではMACDが揉み合いを示唆し始める中、ボリンジャー・バンドもバンドの収縮が進んでおり、引き続き159円を中心に200日平均線と120日平均線のレンジが続きそうです。
ただ、G20財務相・中央銀行総裁会議の期間中に日米財務相会議が開催されるようですと、当局による円買い介入への警戒感や日銀の利上げペースが加速するとの思惑が拡がり、円高が進むことも想定されます。
最後に、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは8月18日時点で前週比1万0808枚減少のマイナス5万2893枚と、3週ぶりに減少に転じました。
IMM円のネット・ロング
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