米ドル・円
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米ドル・円は、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受けて、FRBによる年内の利上げ観測が強まる中、円売りドル買いが加速。4月末の円買い介入直前に付けた4月30日の160.72円を上回り、6月18日に2024年7月10日以来の161円台を回復しております。
日米財務相がオンライン会談を実施したと報じられ、円買い介入への警戒から円が買い戻される場面も見られたものの、ドル指数が24日に一時101.80まで上昇し、昨年5月以来約1年ぶり高水準を付けるなど、米国の利上げ観測の高まりを背景にドルが幅広い通貨に対して買われる中、今週も円安基調が継続。
政府・日銀による円買い介入への警戒感は強いものの、口先介入のトーンは高まっていないとの受け止めから、22日に161.93円、25日に161.95円まで円安が進むなど、2024年7月3日に付けた161.95円超えを試す動きもみられております。
来週は雇用統計をはじめ、複数の雇用関連指標が発表されるため、強めの内容が相次ぐようですと、FRBによる年内の利上げ観測が一段と強まり、円安が加速する可能性がありそうです。
また、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、6月16日時点で大口投機家のIMM通貨(円)の売り越し幅は15万0132枚と、2024年7月16日(15万1072枚)以来の大きさ。また、ショート(ドル売り)は26万7507枚と、少なくとも2001年以降で最大となっております。
ヘッジファンドの円売りが膨らむ中、当局の「防衛ライン」とみられる161.95円を突破し、1986年12月以来、約39年半ぶりに162円台に乗せて来るようですと、4月末に続いて円買い介入に踏み切るとの見方が拡がっております。
ただ、2024年はFRBの利下げ観測が拡がっていた一方、現在はFRBの利上げ観測が高まっていることから、介入が実施されても効果は限定的とみられているようです。とは言え、介入が実施された場合、前回同様に短期的に200日平均線辺りまで円高が進む可能性がありそうです。
◆6月日銀金融政策決定会合「主な意見」:利上げ「数ヶ月に一度検討」
日銀は6月24日に、1.00%への利上げを決めた6月金融政策決定会合の「主な意見」を公表。政策委員の1人が「物価上昇リスクを踏まえると、今回、政策金利を調整することが適当」と指摘。また、「機動的な政策判断が行えるよう、可能な限り早く中立金利に近付けていく必要がある」と今後の利上げを示唆する委員もいたようです。
「数ヶ月に一度のペースで、経済・物価・金融情勢を確認しつつ、都度、検討していくことが望ましい」などと、利上げ路線を継続すべきとの意見が相次いだ模様。一方で、委員の中には「紛争に起因する供給ショックは、物価の上振れリスクよりも生産・雇用の下振れリスクの方が大きい」との声もあったようです。
◆田村日銀審議委員、「中立金利2%まで数ヶ月ごとに利上げを」
日銀の田村審議委員は6月25日に神戸市で講演し、今後の利上げについて「数ヶ月に一度のペースで0.25%ずつを基本線とイメージしている」との認識を示しました。
原油価格の上昇でインフレ加速のリスクが高まっていることに触れ「基調的な物価が(目標の)2%を超えて上昇した場合、押し下げるには政策金利を急激かつ大幅に引き上げ、長期間保持することが必要になる」と指摘。こうした事態を防ぐために、「ある程度のペースで(政策金利を)中立金利に近づけていく必要がある」と述べております。
IMM円のネット・ロング
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