米ドル・円
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米ドル・円は、9月24日に200日平均線を上抜いて159円台に乗せる場面も見られております。ただ、高市首相が日米首脳会談でトランプ米大統領から「円安によって米国の貿易が厳しい」との発言があったことを明らかにし、ベッセント米財務長官とオンラインで会談した片山財務相も「円の過小評価は問題であるという点を再確認した」と説明。また、ベッセント氏がX(旧ツイッター)に、「日本の力強いファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映した強い円が望ましい」と投稿したことから、日米協調為替介入への警戒感が強まり、翌9月25日に200日平均線を割り込んでおります。
その後、9月30日に156.37円まで円高が進むも、FRBによる追加利上げ観測が強まる中、実需を中心にドルが買い拾われて反発。157円台で揉み合う展開が続く中、10月1日に再び158円台を回復しました。
日銀が公表した9月開催分の金融政策決定会合の「主な意見」で、政府出席者が「今回の決定につき説明責任を果たすと共に、既往の利上げが累積的に与える影響について十分点検してほしい」と日銀に求めていたことが明らかとなり、政府側の出席者が追加利上げを牽制したとの受け止めが市場で拡がった模様。
日銀、FRB共に早期の利上げ観測が後退しているものの、ドルの独歩高が続いております。また、米長期金利が記録的な高水準で推移する中、日米金利差拡大期待から円売りドル買いの動きが続いているようです。
テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスを維持する中、再度200日平均線超えを試す動きが続きそうです。ただ、日米当局が円安是正に向けた動きを強める中、160円が近づくにつれて日米通貨当局による協調介入への警戒感が強まりそうです。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは9月22日時点で前週比4万8377枚減少の7万1982枚と、3週ぶりに減少。ただ、3週連続でネット・ロングとなっております。
◆日銀9月会合の主な意見:利上げペース加速が必要
日銀は10月1日に、9月の金融政策決定会合の主な意見を公表。政策委員の1人は「(前回、金利を引き上げた)6月から3ヶ月後の利上げで、これまでより間隔が短くなるが、想定より経済が底堅かったためだ」と指摘。また、「物価上振れの兆候が見えれば(利上げの)ペースを速めざるを得ない」との意見も示されております。
会合では、「(一時的な変動要因を除く)基調的な物価上昇率が上振れていくリスクが顕在化し、経済に悪影響を及ぼさないようにする観点が重要で、政策の局面が変化した」との意見が出されたようです。
また、ある委員は「物価上振れを防ぐ意志を市場に示し、為替市場を通じた影響にも配慮する必要がある」と言及。円安による輸入インフレを抑制するため、利上げが必要との見解も示した模様。
政府からの出席者は、今回の利上げ決定について「説明責任を果たすと共に、これまでの累積的な影響について十分点検してほしい」として、景気にも配慮するよう要請したことが明らかとなっております。
◆8月27日~9月28日の為替介入は無し
財務省が9月30日に発表した「外国為替平衡操作の実施状況」によると、8月27日から9月28日の期間に為替介入は無かった模様。
IMM円のネット・ロング
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