米ドル・円
↓クリックすると拡大します↓
米ドル・円は、3月11日に146.54円まで円高が進む場面も見られたものの、相対力指数(RSI)が節目の30%近くまで低下したため、ドルが買い拾われて反発。慢性的な貿易赤字や少額投資非課税制度(NISA)を通じた海外投資の増加、デジタル赤字などを背景とした構造的な円売りにより、実需のドル買いの動きも根強かった模様。また、今週は「中銀ウィーク」となることから、イベント控えたポジション調整の動きも強まっている模様。149円台を試す場面も見られております。
日銀の追加利上げ観測は根強いものの、3月会合では政策金利を据え置くとの見方が大勢を占めており、無風で通過する様だと、ドルを買い戻す動きが強まりそうです。
また、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは3月11日時点で13万3902枚と、8週連続で増加中。買い越し幅が過去最高を更新する中、四半期末が近づくにつれて、ポジション調整の動きが強まるとの警戒感も強まっており、150円台を回復する可能性もありそうです。
IMM円のネット・ロング
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。