米ドル・円
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米ドル円は、市場予想以上に強い内容であった1月米雇用統計に次いで、1月米消費者物価指数(CPI)も前月比0.5%上昇と、前月(0.1%上昇)から伸びが加速したため、FRBの利上げ継続観測が再燃。
一部のFRB高官が0.50%の利上げを主張するなど、FRB高官からも利上げ継続を示唆する発言が相次ぐ中、日米金利差拡大を期待した円売りドル買いの動きが強まっており、135円超えを試す展開が続いております。
今週の最大の注目イベントは、24日に衆議院で行われる次期日銀総裁候補である植田氏の所信聴取と質疑となりそうですが、22日に公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(1月31日、2月1日開催分)が「タカ派」な内容となる様ですと、ドル買いの動きが強まる可能性がありそうです。
テクニカル的には、下降チャネル・ラインを抜け出し、トレンドの変化が意識され始める中、一目均衡表の雲に入り込んで来ております。このまま節目の135円を突破する様ですと、昨年10月21日の151.95円から今年1月16日の127.21円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準136.66円を意識した動きになることが想定されます。また、そのままの勢いで、200日平均線や切り下がって来ている90日平均線も突破する様ですと、上昇の勢いが強まる可能性がありそうです。
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