米国の貿易収支(対中国)
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トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6月5日に、電話会談を行った模様。
トランプ氏は会談後、「非常に前向きな結論に至った」とSNS に投稿しました。トランプ氏によると、会談は約1時間半行われ、交渉が停滞している貿易問題について議論。ベッセント米財務長官らが出席する閣僚級会合を近く開く予定とし、会談で「習氏が大統領夫人と私を中国に招待した」ことも明らかにしました。中国国営テレビによると、習氏は「中国に対するマイナスの措置を撤回すべきだ」と訴えた模様。新華社通信によると、会談は米国の要請で行われたとしております。
米中は5月にスイスで開かれた閣僚級会合で、貿易戦争の一時休戦につながる合意を結んだものの、米国は中国が合意に違反し、レアアース(希土類)の輸出規制を続けていると主張。貿易戦争再燃への懸念が強まる中、トランプ氏は習氏との会談による事態打開に意欲を示しておりました。
両氏の会談は1月に第2 次トランプ米政権発足直前に行われたものの、トランプ氏の再登板以降は初めてとなります。習氏と米国の現職大統領の会談は、昨年11 月中旬にペルーのリマで当時のバイデン大統領との間で行われて以来約7 ヶ月ぶり。
閣僚級会合では、追加関税を15%ずつ引き下げることで合意。高関税のかけ合いが始まった4 月以降に中国が米国に講じた「非関税報復措置」を停止するとの内容も含まれ、米国側はレアアースの輸出規制解除も合意内容に含まれると主張しております。中国がレアアースの輸出規制を続けていることに反発した米国は、中国人留学生のビザ(査証)を積極的に取り消す方針を示しております。
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