米国の財政赤字

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3月1日につなぎ予算の一部が期限切れを迎える中、バイデン米大統領は2月27日に、上下両院の議会指導部と会談。民主党上院トップのシューマー院内総務は「生産的な会談だった」と政府閉鎖の回避に向けて前進があったと強調しました。

共和党のジョンソン下院議長が政府閉鎖回避に向けた超党派の合意を受け入れるかどうかが焦点となっておりますが、米メディアは、同氏も会談後に楽観的だと述べたと報じております。

議会の2024会計年度(2023年10月~2024年9月)の予算審議は、下院で多数派を占める野党共和党の保守強硬派が大幅な歳出削減を主張しており難航。3月1日までに本予算の一部か、新たなつなぎ予算が成立しない場合、政府閉鎖を余儀なくされます。3月1日に期限切れとなるのは、農業や退役軍人、住宅、運輸関連のつなぎ予算。

ただ、下院共和の強硬派「フリーダム・コーカス(自由議連)」は妥協を続けるジョンソン氏への不信感を募らせている様で、フリーダム・コーカスは2月21日にジョンソン氏宛ての書簡を公開し、気候変動対策など多岐にわたる歳出削減を条件として提示して「密室」で合意をしない様に牽制しております。

下院で通過の目途が立っていないウクライナ支援関連の補正予算案についても話し合われ、シューマー氏は「大統領執務室で何度も行ってきた会談の中でも最も激しいものになった」と述べております。ジョンソン氏は国境警備の強化が不十分だという従来の主張を繰り返した模様。

 

 

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