NY原油

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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比2.10ドル高の84.50ドルで終了。米国とイランは6月17日に戦闘終結に向けた覚書を締結。17日に60日間の交渉期限を迎えたものの、協議の進展はおろか、交渉期限の延長もできず覚書は事実上破綻。そのため、中東情勢を巡る先行き不透明感や中東産原油の供給不安が強まる中で買い進められ、続伸。中心限月の清算値ベースでは7月下旬以来、約2週間ぶり高値で終了。一時85.04ドルまで上昇する場面も見られております。

◆トランプ米大統領、覚書延長求めず

トランプ米大統領は8月17日にホワイトハウスで記者団に対して、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「イランは、私が必要と思う合意を結ぶつもりはない」と述べ、期限切れとなった60日間の交渉期間を定めた覚書の延長は求めないとの認識を示しました。11月の中間選挙を前に、ガソリン価格が高止まりしていることに対して与党・共和党内で懸念が高まっているものの、トランプ氏は「中間選挙は私の考えとは無関係だ」と述べ、イランとの交渉妥結を急がない姿勢を見せました。

その後、トランプ氏はFOXニュースとの電話インタビューで、イランは米国との戦闘終結に向けて「降伏の白旗を揚げるべきだ」と発言。また、イランがオマーンとホルムズ海峡の航行に関する協議を進めていることについて「オマーンが邪魔をすれば、同国を爆撃する」と牽制しております。

一方、ロイター通信は同日にイラン高官が「数週間以内に米国が海上封鎖解除など覚書の内容を全て履行しなければ、イランは攻撃を開始する」と述べたと報じております。

◆サウジアラムコ、ホルムズ海峡外からの原油供給提案

ロイター通信によると、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが、一部のアジアの石油精製業者に対して、ホルムズ海峡の外から原油を供給する案を個別交渉している模様。アラムコはアラブ・ミディアム原油とアラブ・ヘビー原油について、UAEのフジャイラ沖での船舶間貨物積み替えによる供給を提案したようです。

◆バークレイズ、ブレント原油価格見通し96ドルで据え置き

英金融大手バークレイズは8月14日に、2026年ブレント原油価格見通しを1バレル=96ドル、2027年は85ドルで据え置くと発表しました。

 

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