米消費者物価指数
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米労働省が11月10日に発表した10月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比7.7%上昇と、今年1月以来の低い伸びとなり、市場予想(8.0%上昇)も下回りました。6月(9.1%上昇)をピークに伸び率は4ヶ月連続で鈍化しております。FRBが重視している変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数も前年同月比6.3%上昇と、約40年ぶりの高水準だった9月(6.6%上昇)から鈍化しております(市場予想は6.5%上昇)。
物価の「瞬間風速」を映す前月比の上昇率も全体で0.4%上昇と、前月から横ばい。コア指数は0.3%上昇と、前月(0.6%上昇)から鈍化したため、インフレのピークアウトが意識される中、FRBが12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げ幅をこれまでの0.75%から0.50%に縮小するとの観測が拡がっております。
Fedウォッチ(2022年12月)
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なお、CMEが公表している「Fedウォッチ」(11月10日時点)によると、12月のFOMCでFRBが0.50%の利上げを行うとの見方は80.6%(11月4日時点、61.5%)に急上昇。0.75%の利上げを行うとの見方は19.4%(11月4日時点、38.5%)に急低下しております。
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