米消費者物価指数
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米労働省が10月13日に発表した9月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比8.2%上昇となりました。原油相場下落を反映し、伸び率は3ヶ月連続で鈍化したものの、市場予想(8.1%上昇)を上回っております。変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コア指数」は前年同月比6.6%上昇。前月(6.3%上昇)から伸びが加速し、2ヶ月連続で拡大。40年ぶりの高さとなり、市場予想(6.5%上昇)も上回りました。
前日に公表されたFOMC議事要旨(9月20、21日開催分)で、参加者の高インフレ定着への懸念の強さが明らかとなりました。参加者の多くが、金融引き締めが足りないのとやり過ぎるのとでは「前者の方がコストが高い」との見解を示していた様です。
CPIの発表を受けて、市場ではFRBが11月だけでなく12月のFOMCでも通常の3倍の幅となる0.75%の大幅利上げを続けるとの観測が強まっております。
Fedウォッチ(2022年11月)
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なお、CMEが公表している「Fedウォッチ」(10月13日時点)によると、11月のFOMCでFRBが0.75%の利上げを行うと97.1%が予測しており、先週末(10月7日、81.1%)から上昇。0.50%の利上げを行うとの見方は無く(先週末時点は18.9%)、1.00%の利上げを行うとの見方が2.9%に上昇しております。
また、12月時点のFF金利について、4.50%-4.75%と予測する向きが66.1%で最多(先週末時点は23.4%)。今年残り2会合で0.75%ずつ利上げするとの見方が拡がっております。
Fedウォッチ(2022年12月)
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