ISM米製造業景況指数
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昨晩発表された2月米雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人数が993.1万件と、2ヶ月連続で減少。市場予想(1040万件)を下回り、2021年5月以来の低水準となりました。
4月3日に米サプライ管理協会(ISM)が発表した3月米製造業景況指数も46.3と、2020年5月(43.5)以来約3年ぶり低水準に低下しており、ここにきて急に景気減速を示す経済指標の発表が増えております。そのため、米景気の先行き不透明感が強まる中、FRBの早期利上げ停止観測が再び強まっている様です。
Fedウォッチ(2023年5月)
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CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(4月4日時点)によると、5月のFOMCでFRBが0.25%の利上げを行うとの見方は43.4%(先週末は56.6%)に低下した一方で、据え置きは56.6%(先週末は48.4%)まで上昇。据え置きとの見方が最多となっております。
3月時点のFOMCメンバーの金利見通し(SEP)の中央値である5.125%が、ターミナルレート(利上げの終着点)として市場で意識されていますが、6月のFOMC時点の政策金利の水準を5.00~5.25%とみる割合は40.4%(先週末は46.4%)、4.75~5.00%とみる割合は55.7%(先週末は51.5%)、0.25%の利下げとなる4.50~4.75%を見る割合は3.9%(先週末は2.2%)となっております。
Fedウォッチ(2023年6月)
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