米金融大手6行の決算

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米大手銀行6行の2024年7-9月期決算が出揃いました。企業の活発な資金調達やM&A(合併・買収)の復調で投資銀の手数料収入が伸びたものの、金利低下で融資業務の稼ぐ力には頭打ち感が出始めております。ただ、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待を支えに米銀の業績は底堅さをみせております。

商業銀行業務の比重が大きいJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、シティグループは減益となりました。クレジットカード融資の利用者による返済が滞るケースが相次ぐ中、債権焦げ付きに伴う与信費用の増加が純利益を押し下げた模様。

一方、投資銀行業務が主体のモルガン・スタンレー(32%増益)、ゴールドマン・サックス(45%増益)は引き続き増収増益を確保。企業のM&A(合併・買収)に関する助言業務や資金調達の活発化を受け、業績が大きく伸びております。

 

 

米金融大手6行の2024年7-9月期決算

 

純営業収益

純利益

JPモルガン・チェース

426億ドル

128億ドル

バンク・オブ・アメリカ

253億ドル

68億ドル

ウェルズ・ファーゴ

203億ドル

51億ドル

シティグループ

203億ドル

32億ドル

モルガン・スタンレー

153億ドル

31億ドル

ゴールドマン・サックス

126億ドル

29億ドル

※豊トラスティ証券作成

 

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