米10年債利回り

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昨晩のNY債券市場で、米10年債利回りが上昇。一時4.03%まで上昇し、8月上旬以来2ヶ月ぶり高水準となるなど、4%台を回復して来ております。

既報通り、先週末に発表された9月米雇用統計が市場予想を上回る好内容となり、米経済は「ソフトランディング(軟着陸)」出来るとの楽観的な見方が拡がる中、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRBが9月に続いて0.50%の大幅利下げに動くとの見方が後退。先週末に続いて債券売りの動きが続いた様です。中東情勢が一段と緊迫すれば、原油価格の上昇を通じてインフレが再燃するとの懸念も、金利を上昇させている模様。

CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(10月7日時点)によると、11月のFOMCでFRBが0.25%の利下げを行うとの見方は87.3%に上昇。

0.50%の利下げを行うとの見方は0%になった一方、据え置きとの見方が12.7%に拡大。今回の結果を受けて、FRBの利下げペースに対する市場の思惑が急速に修正されつつあり、FRBは通常幅の利下げペースに戻すとの見方が多数派となっております。目先は10月10日に発表される9月米消費者物価指数(CPI)が注目されます。

 

 

 

 

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