英国の政策金利

↓クリックすると拡大します↓

 

英イングランド銀行(中央銀行)は12月19日に、政策金利を4.75%で据え置くと発表しました。投票権を持つ9人のうち、ベイリー総裁を含む6人が据え置きに賛成。3人が0.25%の利下げが必要と反対しております。

声明文で、トランプ次期米大統領の就任を念頭に、「地政学的な緊張や貿易政策の不透明さによる成長やインフレ圧力への影響を注視する」と言及しております。また、ベイリー総裁は「段階的な利下げのアプローチが正しい」とした上で、「来年にいつ、どの程度の利下げをするかは約束できない」と強調しております。

なお、英国民統計局が12月18日に発表した11月英消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.6%上昇。伸び率は前月(2.3%上昇)を上回り、2ヶ月連続で拡大。サービス価格インフレは高止まりが続いており、根強い物価上昇圧力が示されております。変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は3.5%上昇。伸び率は前月(3.3%上昇)から加速。サービス価格の伸び率は5.0%上昇と、前月と変わらずでした。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。